2009年1月11日(日)「しんぶん赤旗」

嘉手納に米F22配備

沖縄 住民に新たな被害


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(写真)沖縄の米軍嘉手納基地に次つぎに飛来したF22=10日、沖縄県嘉手納町

 沖縄県嘉手納町の米軍嘉手納基地に十日午後三時五十分すぎ、アメリカ・バージニア州にある米空軍基地から飛び立った米軍ステルス戦闘機F22Aラプター機が着陸しました。二機ずつ、数分ごとに次つぎと着陸し、合計六機。同機は全部で十二機が配備予定で、残りの六機は十二日に飛来するとしています。

 このF22Aは嘉手納基地に三カ月にわたり一時配備されます。二〇〇七年二月以来、二度目です。一昨年の配備では、同機はF15戦闘機や海兵隊、航空自衛隊との共同訓練を強行。その激しい訓練や深夜未明の離着陸などで住民に恐怖と爆音被害を与えました。

 基地に隣接する嘉手納道の駅展望台で、着陸を監視した田仲康栄嘉手納町議・基地対策特別委員長(日本共産党)は「嘉手納町民に新たな被害をもたらすことは断じて許されない。日米の米軍再編は住民の負担軽減とは相反している。何一つ住民の軽減が図られたものはなく、むしろ嘉手納基地の機能強化だけの再飛来である」と告発。

 嘉手納町では、十八日投票の町議選の最中。田仲町議は、「F22を即時撤去させ、今後の飛来を許さない抗議の意思を明確に示したい。町議選に必ず勝ち抜いて、引き続き撤去を求める力となりたい」と話しました。



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