2009年1月3日(土)「しんぶん赤旗」
核廃絶へ転機のとき
長崎原水協署名を訴え
核兵器廃絶運動の新年のスタートを切って原水爆禁止長崎協議会は二日、長崎市の平和公園で「核兵器のない世界を」署名に取り組みました。
穏やかな日和となったこの日、各団体から十数人が参加。「被爆者はいまなお苦しみ続けています。子どもたちの未来のために核兵器のない世界を実現しましょう」と呼びかけました。
小学生を連れた女性は、「母も被爆者です。東京で語り部をしています。子どもが平和について関心を持つようになったのでここに連れてきました。子どもたちに(被爆体験を)受け継いでもらいたいと思います」と話しました。
大塚孝裕事務局長は、「国連事務総長の核兵器廃絶の協議の呼びかけなど今年は核廃絶へ転機の年。二〇一〇年へ向け、大きな前進をつくり上げたい」と述べました。約一時間で百四十人分の署名が寄せられました。
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