2008年12月25日(木)「しんぶん赤旗」
消費税法20年 生活破壊税だ
増税ノー
いっせいに全国で宣伝
消費税法強行成立から二十年となる二十四日、消費税廃止各界連絡会と消費税をなくす会は、全国いっせいに宣伝・署名行動をし「消費税増税反対」を訴えました。
廃止各界連
消費税廃止各界連絡会は中央社会保障推進協議会と、買い物客でにぎわう東京・JR新宿駅西口駅前で宣伝・署名行動をしました。
麻生太郎首相の「三年後消費税増税発言」や、自民・公明両党の消費税増税二〇一一年度より実施合意という緊迫した局面での行動。十一構成団体の五十一人が、「消費税増税反対」「国民のいのちとくらしに予算を増やせ」「後期高齢者医療制度は中止・撤回に」と訴え、消費税大増税に反対する国会請願署名への協力をよびかけました。
署名をした男性(76)=東京都練馬区=は、首相の三年後消費税増税発言について、「こんなに不景気で倒産だ、労働者の首切りだと騒いでいるときに、“消費税増税”だなんて、なにを考えているのか。自民党政治はくそ食らえだ」と憤慨します。
独り暮らしの女性(88)は、月十一万円の年金から後期高齢者医療制度の保険料が天引きされて驚きました。「消費税増税だなんて、くらしがますます大変になります。麻生さんは私たちの大変さが分からないのよ」と話します。
なくす会
消費税をなくす全国の会と東京の会、豊島の会、文京の会から二十二人が参加して、JR巣鴨駅前で、宣伝・署名行動をしました。
サンタクロース姿の人も登場し、「サンタもあきれる消費税10%」と訴えました。消費税増税の賛否を問うピンポン球投票も行われ、賛成十八個、反対百五十八個でした。増税反対の署名は百五人から寄せられました。
板橋区から買い物できたという男性(60)は「政府はムダ遣いをやめれば増税しなくてもすむはず。庶民の生活がわかっているのかね麻生さんは。増税には反対です」といいます。
新宿区からきた七十七歳の女性は「私の年金は月五万円。切り詰めて食べているのに。もう生活していけないわよ。麻生さんて本当に国民の生活を知らないのね。増税は絶対ダメ」と声を強めました。
宣伝行動には日本共産党の田村智子都委員会副委員長、金子満広元衆院議員が参加し訴えました。
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