2008年12月25日(木)「しんぶん赤旗」
きょう臨時国会閉幕
引き続き政党の大道に立ったたたかいを
議員団総会 志位委員長があいさつ
第百七十臨時国会(二十五日会期末)の事実上の閉幕となった二十四日、日本共産党は議員団総会を開き、志位和夫委員長があいさつしました。
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志位氏は、大激動のもとでたたかわれた臨時国会で日本共産党は二つの基本姿勢を堅持し、「国民の信頼を広げ、大きな成果をあげた」と強調しました。
第一は、アメリカ発の金融危機に端を発した景気悪化から国民生活を守り、日本経済を立て直すために、国民運動と連帯して全力を尽くしたことです。
志位氏は、とくに雇用問題で、日本共産党が他党にない先駆的役割を果たしたと述べ、そこには、人間らしい労働のルールを一貫して主張し、大企業の横暴に正面から立ち向かう確固とした政治的立場があるからだと強調しました。
第二は、麻生・自公政権に対し、国会論戦と国民のたたかいで解散・総選挙を迫る正攻法でのたたかいを貫いたことです。
志位氏は、日本共産党のこうした姿勢は、麻生・自公政権と民主党の双方が、国民の利益そっちのけで、党略的国会対応の応酬に終始したことと「きわだった対照をなしている」と指摘。日本共産党が政党としての大道を堂々と貫けるのは、「アメリカいいなり、大企業中心という『二つの政治悪』を正面からただす綱領路線に裏付けられたものだ」と述べ、「通常国会でも引き続き、この立場を堅持して奮闘する」と表明しました。