2008年12月24日(水)「しんぶん赤旗」
正社員へ 頑張ろう
いすゞ自動車 東武スポーツ
労働者励ます集い
宇都宮で350人
「期間・派遣社員の切り捨て許すな、キャディーさんを職場に戻せ」。いすゞ自動車による非正規切りや、東武スポーツによる一方的な有期社員化とたたかう労働者を励ます集会が二十三日、宇都宮市教育会館で開かれ、会場は三百五十人の参加者であふれました。JMIU(全日本金属情報機器労働組合)いすゞ自動車支部と同東武スポーツ支部を支援しようと、栃木県労連とJMIUが開いたもの。
いすゞでは期間・派遣社員が労組をつくり、団体交渉を行い、仮処分裁判にも訴えて解雇撤回・正社員化を求めています。東武スポーツでは宮の森カントリー倶楽部(栃木県壬生(みぶ)町)で正社員から契約社員にさせられたキャディーら二十五人の女性が正社員復帰を求めており、裁判でも四度連続で勝訴しています。
いすゞ自動車支部の松本浩利執行委員長は「仮処分を勝ち取るとともに、正社員になる最終目標を達成するまで全力をあげる」と表明。東武スポーツ支部の臼井道子執行委員長は「会社側は四回、全裁判で負けているにもかかわらず、私たちを自宅待機させています。集会をバネにさらに頑張ります」とのべると、「がんばれ」の声援と拍手がわきおこりました。
主催者あいさつした阿波長次県労連議長は「いすゞと、東武でのたたかいが労働者を励まし、全国に運動を広げつつある」と訴えました。JMIUの生熊茂実委員長は「大企業の横暴から雇用と生活を守り、国民本位の経済再建をさせるたたかいだ」と支援を呼びかけました。
集会では、全労連の小田川義和事務局長、日本共産党の塩川てつや衆院議員が激励あいさつし、日本共産党の小池一徳衆院北関東比例予定候補、野村節子県議が出席しました。
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