2008年12月20日(土)「しんぶん赤旗」
政党助成金319億円交付
08年分 共産党は受け取らず
総務省は十九日、二〇〇八年の政党助成金(総額三百十九億四千百万円)の最終分として、総額七十九億八千五百万円を自民、民主、公明、社民、国民新、新党日本の六党に交付しました。この結果、〇八年の各党交付総額は自民党百五十八億四千二百万円、民主党百十八億七千八百万円、公明党二十七億三千万円、社民党九億二百万円、国民新党三億八千三百万円、新党日本二億三百万円となりました。
政党助成金の原資は、国民一人あたり年二百五十円の税金で年間総額が四回(四月、七月、十月、十二月)に分けて配られます。金額は一月一日を基準日として申請した政党の議席と国政選挙の得票に応じて算定。〇七年参院選で議席を減らした自民党は前年比七億五千三百万円減となる一方、議席増となった民主党は八億一千四百万円増となりました。自民党は本部収入の六割、民主党は八割を政党助成金に依存し、事実上の「国営政党」「官営政党」となっています。
日本共産党は、支持政党にかかわらず国民の税金が各党に配分される政党助成制度が思想・信条の自由を侵すとして廃止を主張し、受け取りを拒否しています。