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2008年12月12日(金)「しんぶん赤旗」
世界人権宣言60周年
日本とアイヌ 伝統音楽共演
アムネスティがコンサート
![]() (写真)演奏するOKIさん(右端)=10日、東京・新宿区 |
世界人権宣言が国連で採択されて六十周年になる十日、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル日本は東京・新宿区で記念コンサートを開きました。和太鼓の鬼太鼓座(おんでこざ)、アイヌ伝統弦楽器のOKI(オキ)さんが共演、日本とアイヌ、それぞれの民族に根ざす伝統音楽が、聴衆を魅了しました。
アムネスティ日本特別顧問のイーデス・ハンソンさんは「地球規模の権利と自由の基準ができて六十年、みんなで人権を守るチャンスがここにあります」と訴えました。
アサンカラ(旭川)アイヌの血をひくOKIさんは、弦楽器トンコリを自在に操り、アイヌの伝統曲を現代によみがえらせました。
東京・杉並区から参加した派遣社員の女性(43)は、「OKIさんの穏やかな音楽は、北海道の風景が浮かび上がるようでした。民族としての独自の文化をもっていることがうらやましいし、大事にしてほしい」と話していました。