2008年12月11日(木)「しんぶん赤旗」
化石賞また日本1位
COP14
【ポズナニ(ポーランド)=小林俊哉】ポズナニで開催中の国連気候変動枠組み条約第十四回締約国会議(COP14)で九日、非政府組織(NGO)が連日発表している「化石賞」(交渉のじゃまをしている国に贈られる賞)の第一位に、また日本が選ばれました。
この日は、カナダ、オーストラリアとともに“受賞”。先進国の責任として、一九九〇年比で25―40%の温室効果ガスの削減という昨年のバリ会議(COP13)での合意をほごにしようとしているというのが理由です。
「バリ会議の最終盤になんとかまとめた合意をくつがえそうとしている」と辛口のコメントがつきました。
世界中のNGOが協議して「化石賞」の一―三位を連日発表していますが、日本が受賞しない日はないぐらい。日本政府の交渉への消極姿勢にたいするNGOの厳しい視線がうかがえます。
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