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2008年12月10日(水)「しんぶん赤旗」
FA18 住宅地墜落
米で3人死亡 基地の街 危険まざまざ
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【ワシントン=西村央】米海兵隊のFA18Dホーネット戦闘攻撃機が八日昼(日本時間九日未明)、カリフォルニア州サンディエゴ郊外の住宅街に墜落し、住宅三棟が炎上、子どもを含む住民三人が死亡、一人が行方不明になっています。戦闘機のパイロットは墜落直前に脱出しました。戦闘機は事故現場から約三キロ離れた海兵隊のミラマー基地に戻る途中でした。
CNNなどによると、炎上した家にいた一歳と生後一カ月の乳児二人と母親が死亡、祖母が行方不明になっています。一家は韓国人で、子ども二人は米国の市民権を持っているといいます。
現地からのテレビニュースは、パニック状態の住民の姿を伝えています。ある住民は「燃えた家には知り合いが住んでいるんだ。心配でたまらない」と語りました。「地獄だったよ。必死に逃げ惑った」と声を震わせる住民もいます。
墜落現場から三ブロック離れたところには高校があり、一歩間違えば被害がさらに大きくなった可能性もありました。
日本にも85機常駐
FA18戦闘攻撃機は日本にも配備され、岩国基地(山口県)、厚木基地(神奈川県)に、合わせて約八十五機が常駐しています。