2008年12月5日(金)「しんぶん赤旗」
温室効果ガス排出
米 1.4%増で過去最高に
米エネルギー省は三日、二〇〇七年の米国の温室効果ガスの排出量が前年から1・4%増えたと発表しました。温室効果ガス排出量は七十二億八千二百四十万トンで、これまで最高だった二〇〇五年を抜き過去最高となりました。
京都議定書が基準とする一九九〇年と比べると16・7%の増。二〇二〇年までに一九九〇年排出量にまで削減するという、オバマ次期大統領の目標の達成がさらに難しくなりました。
同省によると、干ばつによりカリフォルニアなどの水力発電が低調で、全体で14・2%も低下したことが、発電での天然ガスや石炭などの化石燃料への依存を強めました。
また悪天候により消費者が暖房やエアコンをよくつけたことも、原因としてあげています。
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