2008年12月5日(金)「しんぶん赤旗」

派遣法抜本改正せよ

労働者・市民ら集会・デモ

志位氏あいさつ


 「『非正規切り』を許すな、派遣法の抜本改正を」。東京・日比谷野外音楽堂で四日夜、労働者派遣法の抜本改正を求める集会が開かれました。著名な文化人や学者、弁護士らが呼びかけ、全労連、連合、全労協など組織の違いを超えて幅広い労働組合や市民団体が実行委員会をつくって開いたもので二千人を超える人が参加し、集会後デモ行進しました。

 解雇を通告された、いすゞ自動車や大分キヤノンの派遣・期間労働者をはじめ日雇い派遣労働者、旅行添乗員らが「派遣労働者はモノじゃない」と書いた看板を抱えて登場。「ホームレスにするのか。次の仕事を保障せよ」「安心して働けるように正社員にせよ」と訴えました。

 「昨夜、労働組合を結成しました」。JMIU(全日本金属情報機器労働組合)いすゞ自動車支部委員長の松本浩利さん(46)が「不当な解雇の撤回に断固がんばる」とのべると、大きな拍手に包まれました。

 ルポライターの鎌田慧さんが呼びかけ人を代表してあいさつ。日本共産党の志位和夫委員長、民主党の菅直人代表代行、社民党の福島瑞穂党首、国民新党の亀井亜紀子参院議員があいさつし、志位委員長は「首切りを許さない、正社員化をめざすたたかいと一体で派遣法の抜本改正を実現させよう」と呼びかけました。(あいさつ全文

 日本弁護士連合会代表として宇都宮健児弁護士は「日弁連は政府案に対し抜本改正を求める。法改正を待たずに派遣切りを受けている人に対する緊急対策を求めていこう」とのべました。



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