2008年12月3日(水)「しんぶん赤旗」
中国粉ミルク被害 乳幼児29万人に
【北京=山田俊英】中国衛生省は一日、有害物質メラミンが混入された粉ミルクで泌尿器に異常が出た乳幼児が二十九万四千人に上ったと発表しました。
十一月二十七日までのまとめ。混入が発覚した九月十日以後、死亡した乳幼児はいませんが、それ以前の十一人の死亡例を調査した結果、甘粛二人、江西、浙江、貴州、陝西各一人の六人は粉ミルクとの関係を排除できなかったとしています。
腎臓結石などの疑いで二千二百三十八万四千人の乳幼児が検査を受け、五万一千九百人が異常が見つかり入院治療を受けました。八百六十一人がなお入院中で、百五十四人が重症を脱しました。