2008年12月1日(月)「しんぶん赤旗」
COP14 きょうから
温暖化防止へ論点整理
12日まで開催
二〇一三年以降の地球温暖化対策の新たな国際協定について話し合う国連気候変動枠組み条約第十四回締約国会議(COP14)が、ポーランド・ポズナニで一日に開幕します。会期は十二日まで。最後の二日間に閣僚級会合を開きます。
COP14では、現行の京都議定書に続く新協定の合意期限である来年十二月のCOP15(コペンハーゲン)に向け、各国がこれまでに出した提案を論点整理としてまとめます。また来年の作業計画を策定します。
論点整理では、▽温室効果ガス削減の長期ビジョン▽排出削減策▽温暖化による被害への適応策▽温暖化対策に必要な技術の開発・移転と資金―ごとに各国の論議をまとめ、来年の交渉のたたき台とします。
新協定の交渉では、〇一年に京都議定書を離脱した米国や、同議定書で削減義務を負っていない中国などの新興国をどのように巻き込んでいくかが大きな課題です。
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