2008年11月28日(金)「しんぶん赤旗」
上場倒産、戦後最多に
目立つ建設・不動産関連
帝国データバンクによれば、今年の上場企業の倒産は三十社(上場廃止後を含む)に達し、二○○二年の二十九社を抜いて年間件数で戦後最多を更新しました。二十六日には、東証一部上場の建設業のオリエンタル白石が東京地裁に会社更生法の適用を申請し、受理されたと発表しました。マンション市況低迷や資材価格高騰、金融機関の不動産向け融資厳格化などを受け、建設・不動産関連会社の倒産が二十二社に上り、不振が目立っています。
東京商工リサーチによると、全国の企業倒産件数(負債一千万円以上)は建設業が七月から四カ月連続で四百件を突破。不動産業も十月は五十六件で前年同月の約一・五倍と、厳しい経営環境が続いています。
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