2008年11月26日(水)「しんぶん赤旗」
「慰安婦」賠償 早急に
各国から被害者 志位委員長が応対
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日本軍「慰安婦」問題の早期解決を実現するために開催された第九回日本軍「慰安婦」問題アジア連帯会議の参加者は二十五日、東京都内で各政党へ要請行動を行いました。同会議は、アジア太平洋地域の女性を連行、性奴隷化した事実を公式に認め、謝罪と賠償を実現し、尊厳を回復することなどを日本政府に要請しており、その早急な実現のための支援を求めました。
日本共産党は志位和夫委員長、こくた恵二国対委員長、紙智子参院議員が応対。韓国、中国、台湾、東ティモール、フィリピンから参加した被害者が、要請文などを次々と手渡し、支援を訴えました。手紙を志位委員長に渡した吉元玉さんは「休まずにもっと頑張ってください」と迫力のある要請をしました。
志位委員長は、「みなさんの勇気ある行動に心から敬意を表します。日本共産党は、この問題に一貫して国会で取り組んできました。いま韓国や米国、EUなどで、日本政府に対して解決を求める決議があがっているのに、日本の国会が動かないというのは情けない話。日本政府は、公式の謝罪と賠償をするべきです。それを促す法律を他党とも共同して国会で通したい。私たちも一日も早い解決に向けて、全力で頑張ります」とのべると大きな拍手に包まれました。
野党共同提出 共産党が提案
日本共産党の、こくた恵二国対委員長は二十五日に開かれた野党四党国対委員長会談で、日本軍「慰安婦」への補償を行う「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」について、再び今国会へ野党で共同提出するよう呼びかけました。
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