2008年11月25日(火)「しんぶん赤旗」
農業の再生 共産党とともに
山形・三川町演説会 町長が歓迎
市田書記局長が訴え
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日本共産党の市田忠義書記局長は二十四日、山形県三川町で開かれた党演説会で、総選挙勝利を力強く呼びかけました。米どころ・庄内平野のほぼ中央に位置する同町で党幹部を迎えた演説会は初めて。会場の「なの花ホール」は、追加したイスも埋まって満席となりました。三川町の阿部誠町長も参加し、「地方が活力ある住民生活、再生という方向へ国の政策がしっかりとあってほしい」と歓迎のあいさつをしました。
大きな拍手で迎えられた市田氏は冒頭、自身が初めて山形県で演説をしたときのエピソードを紹介。一九七六年の総選挙の際に、鶴岡出身の作家・故藤沢周平氏が日本共産党の躍進を期待する談話を「しんぶん赤旗」で発表していたことを話し、「時代の冬は長くはない。今、日本共産党への期待は大きく高まっている」と演説を結んだと語ると、どよめきとともに大きな拍手が沸き起こりました。
市田氏は、解散を先延ばしし続ける麻生首相と、解散のために国政の重要問題を政治の駆け引きの道具に使う民主党の混迷ぶりをユーモアを交えながら指摘。大企業中心、アメリカいいなり政治の転換を訴えました。
また、食の安全と農業の再生の問題に触れて、主な農産物の価格保障、所得補償を行い、無制限な輸入自由化をやめさせることなどを訴える党の政策を紹介。「日本農業の再生のために、お互いに力をあわせてがんばろう」と呼びかけると、「そうだ」の声援が飛びました。
高橋ちづ子衆院比例東北ブロック予定候補は衆院議員五年の実績や臨時国会での後期高齢者医療制度、汚染米問題などでの論戦を語り、決意を表明。佐藤まさゆき衆院比例予定候補(山形1区重複)、十四日に立候補を表明したばかりの長谷川つよし山形3区予定候補があいさつしました。