2008年11月24日(月)「しんぶん赤旗」
防止ルール どうつくる
温暖化問題シンポ 各地の活動を交流
京都市内で開かれている「市民が進める温暖化防止2008」は二十三日、温暖化防止と就職や働き方とのかかわり、「MAKE the RULE」(地球温暖化防止のルールづくり)に向けた各地の取り組みについて活発な議論を交わしました。
「未来バンク」の田中優理事長は、現在の不況下で軍需と石油関連企業だけが大もうけしているとし、「人のためになる働き方をしたいなら、社会を変えていかなければいけない」と問題提起。「若い人には自分たちが社会をつくるという気概をもってほしい」と要望しました。
会場からは、「行動をどう広げたらいいか」「自分の思いを行動に移すことが大事ではないか」など発言が相次ぎました。
温暖化防止京都ネットワークの原強さんは、「十六日は街頭へ」を合言葉に、京都議定書が採択された毎月十六日の街頭宣伝の取り組みを紹介。「一月ごとに街の雰囲気が変わる取り組みにしたい」と意気込みを語りました。
「MAKE the RULE」キャンペーン事務局が呼びかけている、温暖化ガス削減のルールづくりを求める署名や、議会要請についての発言も相次ぎ、千葉県のいちかわ地球市民会議の佐藤多恵子さんは、「思った以上にみんな快く署名してくれる。出かけるときは署名用紙を持ち歩いている」と手応えを語りました。
「FoE Japan」の吉田明子さんは、世界的なロックバンド「レディオヘッド」の日本コンサートで署名を集め、成功した経験を報告しました。
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