2008年11月22日(土)「しんぶん赤旗」
帰れ米原子力空母
横須賀 再入港に抗議行動
米原子力空母ジョージ・ワシントンが二十一日、米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)に再入港し、平和・民主団体の代表約五十人が、緊急抗議行動に取り組みました。
参加者は、市内のヴェルニー公園内で空母を確認。横断幕やプラスターをかかげ、「原子力空母は帰れ」「横須賀を原子力基地にするな」と怒りの声をあげました。
県原水協の永沢丈夫事務局長は、同空母内の火災事故の調査報告は「納得できるものではない」と批判。安保破棄中央実行委員会の早坂義郎事務局長は、「アメリカと一緒に戦争する国にする方向で米軍再編が進んでいる。その象徴が原子力空母の母港化だ」と指摘しました。
日本共産党の、はたの君枝、笠木たかし両衆院比例候補、いとう正子衆院神奈川11区候補が参加。はたの氏は「母港化返上のためにご一緒にがんばりましょう」とのべました。
参加者は、米海軍横須賀基地に出向き、抗議文を提出しました。
「米原子力空母の横須賀配備を阻止する三浦半島連絡会」の新倉泰雄事務局長の抗議文は、「市民のみならず、首都圏住民、全国民の多くが横須賀への配備を『歓迎していない』という現実を日米政府は直視するべきである」とのべています。
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