2008年11月21日(金)「しんぶん赤旗」

暮らせる賃金・単価を

全建総連が総決起集会


 「仕事をよこせ! 資材高騰対策を!」。建設労働組合でつくる全国建設労働組合総連合(全建総連)は二十日、東京・日比谷野外音楽堂で建設不況打開・生活危機突破予算要求中央総決起大会を開きました。

 「怒 ゼネコンは下請けいじめをやめろ」のむしろ旗や、「公契約条例の制定を」と書いたゼッケン。全国四十九県連・組合の六千六百人は、手がかじかむ寒さの中会場の外でも、建設不況打開を求めて声を上げ、集会後、東京駅へ向けてデモ行進しました。

 参加者の代表が、「仕事がなく、資材高騰や単価引き下げに苦しみ、自ら命を絶った仲間もいる。そんな中、麻生首相は消費税増税を明言した。絶対に阻止しなければならない」(岩手県連)「公共事業の建設労務単価が十一年下がり続け、民間にも悪影響を与えている。仕事の確保、技能に見合った賃金を」(広島建設労働組合)と、訴えました。

 あいさつした杉本義忠委員長は、建設業者の倒産が相次ぐなど建設産業はかつてない不況、戦後最大の危機を迎えていると告発。「建設国保の予算確保や、人並みに暮らせる賃金、単価を求めてたたかおう」とよびかけました。

 与野党の各党代表があいさつ。日本共産党のこくた恵二国対委員長(衆院議員)は、「不況は政治の責任。急傾斜地対策や学校の耐震強化などを要求するみなさんのたたかいこそ内需拡大、経済の立て直しにつながる」とのべました。笠井亮衆院議員、井上哲士、紙智子、仁比聡平の各参院議員も出席しました。


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