2008年11月17日(月)「しんぶん赤旗」
党員町長・佐藤氏再選
国見町民、自立の町づくり支持
福島
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福島県国見町長選が十六日投開票され、二期目をめざした日本共産党員首長の佐藤力(つとむ)氏(61)=無所属=が一騎打ちを制して勝利しました。合併を進めてきた町議らが推す新人で無所属の元福島市職員、鈴木周一氏(61)を破りました。
当選の報が入った直後、駆け付けた支持者を前に佐藤氏は、「当面自立した町づくりを進めてきたことが町民から評価された」と話し、子どもの医療費を中学卒業まで、妊婦健診を十六回まで無料にするなど、「二期目の公約実現に全力をあげ、人にやさしく、地域資源を生かした町づくりを進めたい」と抱負を語りました。
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鈴木候補は、自民、公明、民主系無所属の各県議が支援に入り、地域や組織を強く締め付けました。鈴木陣営は、「隣町の桑折町との連携を強め、福島市と地続きになる」と合併に固執し、根拠を示さない攻撃に終始しました。
日本共産党は、党国見支部が町長の実績や政策を載せた「民主国見」を十八号まで発行。幅広い支持者が配布に参加し、「佐藤町長は、借金を返しながら、福祉を大事にしている」と話題になりました。
開票結果は次の通りです。
当 佐藤 力 61無現 三五三二
鈴木 周一 61無新 三三三七
(投票率79・72%)