2008年11月11日(火)「しんぶん赤旗」
第46期 赤旗名人決まる
将棋 下平雅之さん
囲碁 伊達昌希さん
第四十六回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会(赤旗名人戦、同大会実行委員会主催)は二日目の九日、東京都豊島区池袋のホテルグランドシティで、ベスト8に勝ち残った選手が熱戦を繰り広げました。
囲碁では伊達昌希さん(29)=香川=、将棋では下平(しもだいら)雅之さん(36)=福岡=がそれぞれ優勝し、第四十六期赤旗名人となりました。二人とも初優勝です。
囲碁の決勝戦が二十代同士の対決となるなど二日間の大会を通じて若い選手の活躍が目立ちました。
囲碁の準優勝は太田尚吾さん(21)=宮城=、三位は田中伸幸さん(17)=福岡=、四位は江面雄次さん(62)=静岡=。
将棋の準優勝は武田俊平さん(29)=招待=、三位は井上輝彦さん(22)=愛知=、四位は小林悟さん(45)=神奈川=でした。
将棋の今大会最年少選手でベスト8入りした多々納(たたの)守さん(15)=東京=は「結果には満足です。もっと指せるようにがんばりたい」とたたかいの感想をのべました。
赤旗囲碁名人となった伊達さんは「実力を確認できてよかった」とにっこり。
赤旗将棋名人の下平さんは「武田君に勝って優勝したいと思っていたのでうれしい」と喜びを語りました。
将棋審判長の西村一義九段は「どの対局も最後は秒読みで紙一重の差のたたかいでした」。囲碁審判長の酒井猛九段は「レベルの高い熱戦を見ていて勉強になりました。すばらしかった」とそれぞれ講評しました。