2008年11月9日(日)「しんぶん赤旗」
東京の被爆者団体が50周年
「再び被爆者つくるな」今後も
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東京都原爆被害者団体協議会(東友会、飯田マリ子会長)は八日、結成五十周年の記念式典と祝賀会を千代田区の東海大学学友会館で開きました。
開会あいさつで藤平典副会長は「この五十年間、助け合い、励まし合いながら『再び被爆者をつくるな、核兵器廃絶と被爆者への国家補償を』と一致して行動してきた。被爆者は平均年齢七十五歳と高齢化しているが、歩み続けていきたい」と述べました。
東友会の五十年間の運動をつづったビデオを上映。日本原水爆被害者団体協議会の田中煕巳事務局長、東京都の住友真佐美保健政策部長、樺山卓司都議(比留間敏夫都議会議長の代理)、広島市の大森寛・東京事務所長、長崎市の神近宣博・東京事務所長があいさつしました。
東友会の運動に長年協力してきた各団体に感謝状が贈呈され、このなかで原爆症認定集団訴訟東京医師団の一員として谷川智行医師(日本共産党衆院東京比例候補)が紹介されました。
各党の代表があいさつし、日本共産党から小池晃政策委員長が「政府が原爆症認定の見直しを口にしながら、集団訴訟で控訴したのは許しがたい。訴訟の一括解決と、実態とかけ離れた原爆症認定行政の見直し、被爆者への国家支援、核兵器廃絶へ頑張る」と述べました。笠井亮衆院議員、吉田信夫、曽根はじめ、松村友昭、植木こうじ、かち佳代子各都議が出席しました。
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