2008年11月7日(金)「しんぶん赤旗」
金融法案が衆院通過
佐々木氏反対討論 中小企業の直接支援を
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衆院本会議で六日、金融機関に公的資金を投入するための新金融機能強化法(修正)案の採決がおこなわれ、自民党、公明党の賛成多数で可決、衆院を通過しました。日本共産党、民主党、国民新党、社民党は反対しました。
採決に先立って、日本共産党の佐々木憲昭議員が反対討論に立ち、法案について「投機的な資金運用に乗り出し、自己資本を棄損した日本の金融機関を公的資金を使って応援するもの」「資本注入が銀行の貸し渋り対策となる保証がない」と批判しました。
そして、いま必要なのは「貸し渋りや貸しはがしをすすめている金融機関の姿勢をただす」ことと「中小企業を直接支援する政策を進める」ことだと主張しました。また同日、保険会社の破たん処理に税金を投入する保険業法改定案も採決され、日本共産党以外の賛成で可決しました。
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