2008年11月7日(金)「しんぶん赤旗」

共産党入党 1万2千人

異常な働かせ方変える

冷酷な政治は許せない

昨年9月以降 青年が3割


 日本共産党への新規入党の申し込みが、昨年九月の第五回中央委員会総会以降十月末までに一万二千人となりました。二〇〇六年一月の第二十四回党大会から昨年秋までのペースの二倍に引きあがっています。

 「若者を使い捨てにする社会のあり方を変えたい」という青年の入党が続くなかで、十代から三十代が新規入党の約三割を占めています。千葉県では「農業をたてなおすには、政治を変えないと」と農民が入党しました。六十代、七十代以上の人たちも、後期高齢者医療制度に怒り、「こんな冷酷な政治は許せない」など、老若男女を問わず広く入党しています。

 「10・5全国青年大集会」に参加した二十二歳の男性は「生きづらい社会の根本に、大企業優先でアメリカいいなりの政治がある。弱い立場にある人が生きやすい社会にしたい」と入党。期間工で働く青年がインターネットで志位和夫委員長の国会質問を見て、「異常な働かせ方を変えたい」と自分から共産党の事務所を訪ねて入党する(神奈川)などの例が相次いでいます。

 “資本主義の限界”がいわれるなか、マルクスの本や『蟹工船』を読み、社会変革の展望を切り開こうと入党する人も増えています。埼玉の二十六歳の青年は「過労で入院した病院のベッドでマルクスを読みました。社会のもっとも弱い立場の人たちのために力を注ぎ、命がけで侵略戦争に反対した党に感動した」と入党しました。


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