2008年11月5日(水)「しんぶん赤旗」
埼玉・所沢 防衛医大病院
産科の廃止やめよ
塩川議員ら申し入れ
防衛省は廃止否定
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防衛医科大学校病院(埼玉県所沢市)の産婦人科の廃止・縮小が検討されていると報じられたことを受け、日本共産党の塩川てつや衆院議員は四日、防衛省に対し廃止・縮小を行わないよう申し入れました。
報道は、防衛省が二〇一〇年四月に防衛医大病院の独立行政法人化を進めていることに伴い、不採算部門の産婦人科や小児科、救急救命センターなどを廃止・縮小するというものです。
塩川議員は「防衛医大病院には、地域の(重症患者を受け入れる)第二次救急医療や周産期医療を担ってほしいという要望が強くあり、廃止ではなく充実を」と求めました。
申し入れに対し、防衛省担当者は報道を否定した浜田靖一防衛相の記者会見発言を示して「廃止も縮小も考えていない。むしろ拡大したいと考えている」とのべました。また、「独立行政法人化で地域医療との連携をより進めることができる」とのべました。
申し入れには柳下礼子埼玉県議と平井明美、城下師子、小林澄子の各所沢市議が参加しました。