2008年11月1日(土)「しんぶん赤旗」
「消費税増税」に怒り
なくす会 首相明言で抗議宣伝
消費税をなくす全国の会は十月三十一日、前日に麻生首相が「三年後に消費税増税を行う」ことを明言したことに対し、公明党の太田代表が立候補を予定している東京都北区の王子駅前で抗議の宣伝を行いました。
梅村早江子事務局長は「一九九七年の消費税5%アップの時も、その二年半前に、所得税などの減税と一体で消費税増税が決められた」と指摘、「今回も、『先行減税』と一体に『三年後の消費税増税』を決めてくる可能性が十分ある。『三年後』という言葉にごまかされず、『消費税増税法案を つくらせない 出させない』の運動を急いで強めよう」と訴えました。
宣伝では、道行く人びとが次つぎとビラを受け取り、「昨日、テレビで麻生首相の発言を見て家族で怒っていた」「こんなに国民の暮らしが大変な時に、消費税増税を言うなんてどこまで国民の気持ちがわからない政治なのか」などと話していました。
さいたま市在住の会社員の女性は、「たった一回限りの『定額減税』で景気がよくなるとはとうてい思えない。『景気対策』をダシに消費税増税を決めてしまおうという魂胆が許せない」と語り、消費税増税に反対する署名をしました。
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