2008年10月30日(木)「しんぶん赤旗」

中国共産党 李景田党学校副校長

不破社研所長と会談


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(写真)李景田中国共産党中央党学校常務副校長(右)と会談する不破哲三日本共産党社会科学研究所所長=29日、党本部

 日本共産党社会科学研究所の不破哲三所長は二十九日、党本部で訪日中の中国共産党中央党学校常務副校長の李景田氏と会談しました。

 不破所長と李氏は、二〇〇二年八月の北京での会談以来の再会を喜びあいました。当時、党中央組織部副部長だった李氏と不破氏は、党建設の問題をめぐって意見交換しています。

 李氏は、新たに中央党学校副校長の任務についたことを紹介し、複雑な国内外の情勢のなかで、マルクス主義の基本理論を堅持し、中国の実際をふまえて社会主義建設の努力を進めていると説明。世界の現状と共産主義運動の展望、時代と情勢の変化をふまえた科学的社会主義(マルクス主義)の発展などについて、日本共産党の見解をたずねました。

 不破氏は、ソ連が解体した時、西側メディアでは「資本主義万歳」論が盛んだったが、今日、世界が金融危機に直面して再びマルクスに注目が集まっていると指摘。このような状況のなかでの世界の共産主義運動の現状についての見方を説明し、科学的社会主義の理論をふかく研究し、それぞれの国の状況に結びつけて理論と運動を発展させる主体的努力が求められているとのべました。さらに「マルクスを歴史のなかで読む」という「合言葉」を紹介しながら科学的社会主義の研究にあたっての日本共産党の基本姿勢と最近の研究内容について話しました。

 両氏はまた、社会主義市場経済における外国企業・民営企業の役割など、市場経済を通じて社会主義を実現する道をめぐるいくつかの理論問題について意見交換しました。

 会談には日本共産党から山口富男社会科学研究所副所長、森原公敏国際局次長が、中国側から羅宗毅・中央党学校弁公庁主任、林欐(りんれい)駐日中国大使館参事官らが同席しました。


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