2008年10月24日(金)「しんぶん赤旗」

首相の高級飲食店通い
倫理的節度を超えている

志位委員長が指摘


 志位和夫委員長は二十三日の会見で、記者団から麻生太郎首相が連日のように高級料理店や会員制バーなどで会食を重ねている問題について考えを問われ、「国民がこんなに暮らしで苦しんでいるときに内閣総理大臣がとるべき行動としては、倫理的節度を超えている」と指摘しました。

 志位氏は、自公政治のもとで、若者は「使い捨て」労働で苦しみ、お年寄りは「うば捨て山」ともいわれる後期高齢者医療制度など社会保障の切り捨てに苦しみ、農家や中小企業も深刻な経営危機にあえいでいると指摘しました。

 その上で、「国民にはこれだけ暮らしの痛みがあるもとで、行政の最高責任者がとるべき行動には倫理的節度があるべきだ。首相の行動は、そうした節度を超えたものだ。国民の暮らしの苦しみに、あまりに思いを寄せていない行動だ」と述べました。


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