2008年10月23日(木)「しんぶん赤旗」
“一緒に社会カエル”
青年キャラバン始動
福岡
不安定雇用をなくし、学費を値下げしよう―。日本共産党と一緒に日本をかえるネットワーク福岡が二十二日、福岡県内の青年キャラバンをスタートさせました。キャラバンは二十六日まで。初日は、福岡市内の大学や主要駅を回り、登録型派遣労働の原則禁止や学費の負担軽減などを訴え共産党への支援をよびかけました。
キャラバンは、日本共産党の小林とき子衆院比例九州・沖縄ブロック予定候補(福岡2区重複)や田中みゆき衆院福岡1区予定候補、川原やすひろ同福岡3区予定候補と青年六人が緑とオレンジのカラフルな宣伝カーに乗り込み出発。
青年の一人が扮(ふん)したカエルの着ぐるみの「社会をカエルくん」が宣伝カーのデッキから手を振ると、笑顔で手を振り返す市民が相次ぎました。
大学近くの宣伝では、参加した青年が「学費を値下げさせましょう」と呼びかけながら学生らにビラを差し出していました。
城南区の福岡大学近くの宣伝に店から出てきて各候補の演説を聞いた男性(60)は「まず暮らせるようにしてほしい」。残業をしても賃金が払われない異常さを批判します。派遣労働については「都合が悪くなったら、相手の生活も考えんで首を切れるのは普通じゃない」と話しました。
箱崎九大前駅の宣伝中に通りかかった女性(32)は「共産党がいうように弱者が住みやすい、ぜいたくじゃなくてやりたいことがやれて、将来に向かっていけるようにしてほしい」と話します。自身は三歳の娘を抱えた母子家庭。親の介護もあり、「社会保障、母子家庭支援、介護保険をきちんとしてほしい」と語りました。