2008年10月17日(金)「しんぶん赤旗」
「天皇即位20年議連」設立
祝賀強制など求める
来年十一月の現天皇の即位二十年に向けて国民に祝賀を強制する臨時休日などを求める「天皇陛下御即位二十年奉祝国会議員連盟」が十六日、国会内で設立総会を開きました。
議連は運動方針で(1)即位の日に当たる来年十一月十二日を臨時休日とする法案の早期成立(2)同日に奉祝国民大会を開催(3)政府主催の式典の開催(4)衆参両院で「賀詞」を決議する(5)政府に事業推進のための連絡室を設ける―を掲げ超党派で取り組む、としています。
総会には自民、民主、国民新、改革ク、無所属から衆参両院議員が出席。会長に森喜朗元首相を選び、顧問には歴代首相ほか民主、公明、国民新各党代表らが就任しました。
同議連は六月に旗揚げした財界などを中心とする「奉祝委員会」(名誉会長・御手洗冨士夫日本経団連会長)と連携して活動を進める方向です。
奉祝委員会の事務局は、侵略戦争を美化する「靖国」派のセンター的組織の日本会議に置かれ、議連の中心メンバーは日本会議国会議員懇談会に所属する議員が占めています。