2008年10月9日(木)「しんぶん赤旗」
茨城・筑西 党演説会
“米軍思いやりより庶民に”
市田書記局長訴えに参加者期待
|
日本共産党の市田忠義書記局長は八日夜、茨城県筑西市での党演説会で衆院北関東比例予定候補の田谷たけお同県委員長(茨城1区重複)とともに日本共産党の躍進を訴えました。
会場の市民会館には「政党の大物がくるというので、共産党の話を聞いてみたくて初めてきた」(六十代の自営業男性)、「最初は抵抗があったけど、生活を助けてくれるのに党派は関係ない」(自治会長)など幅広い顔ぶれが参加しました。
市田氏は、後期高齢者医療制度の廃止や労働者派遣法の抜本改正に向けて、日本共産党が躍進する意義を訴え、「食の安全」についても詳しく解明しました。
汚染米問題の根本には、政府による年間七十七万トンものミニマムアクセス米(輸入米)の受け入れなどがあると指摘。「国内では減反を押し付けながら、アメリカに義理立てして輸入を続けることはもうやめるべきだ」と訴えると、「そうだ」の声があがりました。
財源問題で大企業・大資産家へのゆきすぎた減税の見直しを提起。「大企業が敵だといっているのではありません。ボロもうけのボロを還元しなさいという考え方なのです」と話すと会場は拍手で沸きました。
市田氏は、財界中心、アメリカいいなりの自民党政治から「国民が主人公」の日本へ、「いまこそ政治の中身を大本から変えよう。そして民主的政権への大きな一歩を踏み出そう」と呼びかけました。
演説する予定だった塩川てつや衆院議員は、本会議での補正予算案採決のためメッセージを寄せました。田谷予定候補は県医師会や農協、中小企業関係者などとの懇談を重ねる中で「自民党を支持してきた人ほど怒りが大きくなっているのを実感している」と話し、党への支援を呼びかけました。
筑西市の男性(68)は、「ここは『ばんそうこう大臣』(赤城徳彦元農水相)の地元。年金暮らしだが、自公政治にはさんざん痛めつけられている。アメリカに思いやり予算を使うぐらいなら、庶民の方に回してほしい」と話しました。