2008年10月9日(木)「しんぶん赤旗」
麻生首相、今年は何軒“はしご”?
麻生太郎首相は七日夜、東京都内の高級飲食店三軒を「はしご」しました。同日の衆院予算委員会で「国民はまずは景気対策という気持ちが強い」と連発した首相ですが、国民の生活苦などおかまいなしです。
首相が最初に向かったのは、紀尾井町にある中華料理店「維新號」。
自民党の大島理森、公明党の漆原良夫両国対委員長、河村建夫官房長官、松本純官房副長官らと約二十分間にわたって会食しました。ここで首相は二〇〇八年度補正予算案について「政府側も気を引き締めて頑張るので、よろしく」と早期成立への結束を要請しました。
その後、同所のホテルニューオータニにある日本料理店「藍亭」で、松本副長官らが経済人を招いて開いた勉強会に顔を出し、同じホテルの「カトーズダイニング&バー」に移って秘書官と一時間半を過ごすという具合です。
首相就任前から、政治資金を使って東京・銀座や六本木、赤坂などの高級クラブや高級料亭などを「はしご」する麻生氏の行動は有名。二〇〇七年の会合は判明しているだけでも百二十三回にのぼっています。