2008年10月5日(日)「しんぶん赤旗」

解決の決断 政府に迫る

「団結強め 最後まで」

JR採用差別で北海道行動


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(写真)JR採用差別の早期解決を求め集まった人たち=4日、札幌市

 二十一年前、国鉄が分割・民営化され、JRが発足した際、JRを不採用になった千四十七人がたたかい続けている国鉄闘争の解決を求めて四日、札幌・大通公園で北海道行動を実施しました。

 道国鉄共闘会議、道平和運動フォーラム、建交労道本部、国労道本部など六団体が呼びかけたもので、札幌をはじめ、釧路、北見、函館など全道から八百人余の国労闘争団・全動労争議団と家族、支援者が参加しました。

 全動労家族会の女性(61)=岩見沢市在住=は「全動労裁判の勝利判決で解決は早まると思ったけどそう単純ではありませんでした。世論を大きくし、政府に解決の決断を迫るため、頑張ります」と話します。

 国労本部の高橋伸二委員長、建交労鉄道本部の岡山昇委員長らがあいさつしました。

 国労闘争団道連絡会議の葛西忠雄議長は「闘争団の団結や家族の理解と協力、全国全道の支援で二十二年間たたかってこられました。私たちの『雇用、年金、解決金』を求める要求は当然のこと。団結して最後までたたかう」と訴えました。

 全動労争議団の池田孝治団長は「団結を強め、統一した力で世論と運動を大きくして全力をあげたい」と表明しました。

 集会終了後、市内中心部をデモ行進し、「政府、鉄道運輸機構は交渉の場につき、早期解決をはかれ」と唱和を響かせました。


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