2008年10月5日(日)「しんぶん赤旗」
人権尊重される社会に
きょうされん全国大会開催
広島
障害者の共同作業所の全国組織「きょうされん」の第三十一回全国大会が四日、広島市で始まりました。
広島市での開催は十三年ぶりで、今回のスローガンは「つながろうや広島で 広げよう生きる喜び平和の願い」。
全国から参加する約二千六百人が五日までの二日間、分科会や入門講座で学習、討論し、交流を深めます。
広島県内の作業所の仲間たちによる和太鼓演奏、平和の願いを込めたオリジナル曲「ラ・ラ・ラの歌」をはじめとする合唱構成でオープニング。きょうされんの西村直理事長、大会実行委員長の浅井基文広島市立大広島平和研究所所長が「格差と貧困をなくし、平和と人権が尊重される社会を実現しよう」とあいさつしました。
きょうされんの藤井克徳常務理事が基調報告し、「障害があることを自己責任へと逆戻りさせた国の施策を再び押し戻す局面を、みんなの力でつくっていこう」と提起。漫画家の中沢啓治さんが「はだしのゲンと私」と題して記念講演をしました。