2008年10月2日(木)「しんぶん赤旗」
イラク派兵差止訴訟の会
違憲判決を力に
国会前で即時撤退訴え
自衛隊イラク派兵差止訴訟の会は、イラクからの航空自衛隊の即時撤退を求めて一日、国会前で「アピール行動」を行い宗教者など幅広い人たちが横断幕、旗を掲げて訴えました。内閣府とも交渉しました。
池住義憲代表は、「イラク派兵を憲法違反」とした四月の名古屋高裁判決を行政府に今一度示していこうとあいさつしました。
内河惠一名古屋訴訟弁護団長は司法だけが頑張ってもだめで、国民の力で国会を動かすことが大切だと力説しました。
日本共産党の井上哲士参院議員は、政府が今月、空自のイラク撤退方針を出したのは名古屋高裁判決の影響が大きいとして、さらに即時撤退を求めました。また麻生首相が集団的自衛権議論を活発にしようとしていることに触れ、米国いいなりで海外派兵する政治を総選挙で変えようと訴えました。社民党議員も参加しました。
各地代表が発言、イラクだけでなくインド洋からも自衛隊をすぐに撤退させる意気込みを語りました。
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