2008年10月2日(木)「しんぶん赤旗」
消費者権利確立求め60年
主婦連が創立記念講演・懇親会
石井副委員長あいさつ
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「消費者の権利の確立と誰もが暮らしやすい社会」をめざして結成された主婦連合会(山根香織会長)の創立六十周年記念講演会・懇親会が一日、東京都千代田区の主婦会館で開かれ、消費者・市民団体の代表ら約二百五十人が参加しました。
懇親会で、山根会長は、輸入汚染米の不正転売問題で「国に怒りを覚えます。設立当初のスローガン『台所の声を政治に』をかかげ、世の中を動かしていきたい」とあいさつ。
野田聖子消費者行政担当相、及川昭伍全国消費生活相談員協会会長、中畔都舎子全国地域婦人団体連絡協議会会長、山下俊史日本生活協同組合連合会会長らが祝辞をのべました。
日本共産党を代表して石井郁子副委員長が出席し、創立以来の活動にたいする祝辞をのべ、いのちを守る女性ならではの活動に心から敬意を表明。「政治の転換が求められているとき、みなさんと共同行動を広げがんばりたい」とあいさつしました。
懇親会に先だって開かれた講演会では、主婦連合会の歩みを紹介するビデオが上映され、漫画家のちばてつやさん、ジャーナリストの池上彰さんが講演・対談し、「消費者が声をあげ行動しないと、政治は変わらない」と訴えました。