2008年10月1日(水)「しんぶん赤旗」
公正で自由な選挙に
共同センターが選管要請
労働団体や法曹団体でつくる「選挙運動の権利を守る共同センター」が三十日、中央選挙管理会(総務省内)と警察庁を訪れ、近く実施される可能性のある総選挙について、公正で自由な選挙の実現を求める要請書を提出しました。同センターの構成団体から、全労連の今井文夫国民運動局長、日本国民救援会中央本部の望月憲郎副会長、自由法曹団の加藤健次事務局長らが参加しました。
要請書は▽集合住宅の郵便ポストなどへの正当なビラ配布が禁止されないようにすること▽警察が選挙活動に不当な干渉をしないこと▽謀略ビラなどによる選挙妨害を厳正に取り締まること―などを求めています。
選挙管理会の事務を担当する総務省選挙課の職員らが応対しました。今井氏らは「『ビラ禁止』という集合住宅が増え、一部の世帯にビラなどの選挙媒体が一切届かないという事態も生まれている」と指摘。「選挙公報だけでなく、選挙関係のビラがすべて住民の手に届くよう各機関に指示してほしい」と訴えました。