2008年9月29日(月)「しんぶん赤旗」
危ない外米流通に批判の声
政府信用できない
食健連宣伝
全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は二十八日、東京・新宿駅西口近くで汚染米問題について宣伝し、署名を呼びかけました。「そもそも汚染米の輸入を許可した政府がおかしい」(二十五歳の女性)など必要のない米を輸入し、管理責任を果たさない政府を批判する声が寄せられました。
買い物にきた男性(50)は、「汚染米を流通させるなんてだれも思わないことだ。自民党、公明党の政府はまったく信用できない。商社・業者と癒着している」と怒り、署名におうじました。病院に来たという女性(65)は、「お米の産地を気にしているけど、何がはいっているか分からない。政府が管理してくれればこんなことはならなかった」と話しました。
呼びかけた署名は、全国食健連が緊急に作製したもので、汚染米の全容解明と外米(ミニマムアクセス米=輸入機会の提供による輸入米)の輸入中止を求める国会請願署名です。農民連や新婦人、全農協労連、家庭栄養研究会などの約三十人が「汚染米の元凶、ミニマムアクセス米はやめよう」と訴えました。
農民連の白石淳一会長らはマイクで、「農民には減反拡大と米価暴落、消費者には安全不安だ。日本が輸入をやめれば飢餓根絶の大きな貢献にもなる。どの面からも義務でもないミニマムアクセス米を輸入する政府の姿勢が大問題だ。総選挙で審判をくだそう」と語りかけました。