2008年9月29日(月)「しんぶん赤旗」
日本共産党代表団がホーチミン市党委員会と懇談
【ホーチミン市=井上歩】不破哲三社会科学研究所長を団長とする日本共産党代表団は二十七日、ホーチミン市入りし、同市党委員会のレー・ホアン・クアン副書記(同市人民委員会主席)と懇談しました。
不破氏は、ホーチミン市と南部の人々は米国のかいらい政権による激しい弾圧下で独立と自由を求め英雄的なたたかいを進め、ドイモイ(刷新)路線でも経済の中心として「ベトナムの革命と国の建設のなかでとくに困難な任務を担ってきたことを知っています」とのべました。
不破氏はさらに、一九六六年の初訪問で故ホー・チ・ミン主席ら党指導部から、複雑な国際情勢の影響を受けながら南部で続く闘争の経過と現実を聞いたことは、今でも忘れがたい記憶だと説明。「ベトナムが目標とする未来をはやく実現するために市と南部が役割を果たすことを期待します」と表明しました。
クアン副書記は「ホーチミン市へのあたたかい言葉、私たちのたたかいに対する深い理解を語っていただいたことに感動しました」とのべ、弾圧下の戦いなど当時の南部の状況を説明。「文明的、社会主義的な都市に発展させるため努力していきたい」とのべました。
懇談にはグエン・バン・ドゥア同市党常任副書記が同席。続いて同市党委員会主催の夕食会が開かれました。
党代表団は二十八日夜、ホーチミン市から帰国の途につきました。