2008年9月28日(日)「しんぶん赤旗」
都教委の挙手採決禁止通知
三鷹校長ら撤回訴え
東京で集い
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「学校に言論の自由を求めて」という集いが二十七日夜、東京都武蔵野市で開かれました。東京都教育委員会が出した職員会議での挙手採決禁止の通知を、都立三鷹高校の土肥信雄校長らが批判し、その撤回を訴えました。
主催は「土肥校長と共に、学校に言論の自由を求める」保護者&市民の会。会場いっぱいの教師、市民らが参加し、都教委通知の問題点を考えました。
集会では、石原都政下、都立高校の職員会議で挙手などの採決を禁止する都教委通知の撤回を求めている土肥校長が「だれかがいわなければ」と勇気をもって立ち上がった思いを語りました。
土肥校長は、思想・信条や言論の自由が脅かされているとして、「日の丸・君が代」の強制など教育現場での都教委の強権ぶりを紹介。「自由に意見がいえなくなれば、必ず最後に生徒に影響が出てくる。挙手採決禁止の通知で教師がものがいえなくなっている。ぜひ撤回させたい」と語りました。
土肥校長とともに、藤田英典国際基督教大学教授、教育評論家の尾木直樹氏、漫画家の石坂啓氏、西原博史早稲田大学教授らがパネルディスカッションで意見をかわしました。