2008年9月27日(土)「しんぶん赤旗」
第七回中央委員会総会について
二〇〇八年九月二十六日 日本共産党中央委員会書記局
一、日本共産党第七回中央委員会総会は、九月二十六日、党本部で開かれた。全国の衆院選候補者が傍聴した。
一、総会では幹部会を代表して志位和夫委員長が報告した。報告は、まず衆院選挙の政治論戦について、(1)これまで訴え語ってきたことがそのまま熱い争点になること(2)国民の切実な要求と、異常な大企業中心・アメリカいいなりという「二つの政治悪」とのかかわりが見えやすくなっていること(3)「政治の中身を変える」という訴えができるのは日本共産党だけであること(4)日本共産党が伸びれば政治が必ず変わることが実績で裏付けられていること――を、それぞれ解明した。
報告は次に選挙勝利に向けた活動について述べ、解散の時期などについて絶対に「様子見」に陥ることなく、最も早い解散・総選挙を想定し、逆算でやるべきことをやりきることを強調した。全有権者を対象とした宣伝・組織活動を前面にした活動の内容を整理して解明し、とくに対話・支持拡大での奮闘が勝敗を決める分かれ目になることを力説した。五中総決定にもとづく新しい選挙方針を必ず成功させようと訴えた。
第二十五回党大会の延期について提案したあと、報告は、今度の総選挙は日本共産党が前進躍進するチャンスであり、全党の奮闘で必ず勝利に結びつけようと呼びかけるとともに、今度の選挙が、「国民が主人公」の民主的な政権が切実に求められている歴史的時代における、最初の一大政治戦であることを力説し、党綱領実現の第一歩という立場で、全党が悔いなく奮闘することを呼びかけた。
一、第二十五回党大会について志位委員長は、現在の情勢のもとでは来年一月に招集する条件はなくなったとして、党規約第十九条にもとづいて延期することを提案し、いつ開催するかは総選挙後の中央委員会総会で判断したいと述べた。
一、幹部会報告について、八人が討論した。
一、志位委員長が結語をのべた。そのなかで、(1)政治の中身を変える選挙(2)「国民が主人公」の民主的政権をめざす第一歩の選挙――という報告で強調した二つの攻勢的旗印を高く掲げて、「自民か、民主か」の政権選択キャンペーンに攻勢的にたちむかうことを強調した。方針も、政策も、ポスター・パンフレットなどの資材もそろったいま、それらを使って全有権者に働きかける規模と速度が勝敗を決めると重ねて力説した。
一、総会は、報告と結語を全員一致で採択し、中央役員・候補者を先頭に勝利にむけ全力を尽くす決意を確認して散会した。