“配備は撤回を”

抗議集会に２０００人

　「原子力空母はいりません！」―。米原子力空母ジョージ・ワシントンの神奈川・横須賀港入港を翌日に控えた二十四日、「原子力空母配備抗議　９・２４横須賀集会」が行われました。横須賀港を目の前にした会場のヴェルニー公園は、首都圏を中心に兵庫、広島など各地から参加した二千人の怒りの熱気に包まれました。

　主催者あいさつした全労連の大黒作治議長は、「たたかいは終わらない」として、「原子力空母配備撤回、米軍基地撤去の声をあげ、総選挙で自公政治を転換させよう」とよびかけました。

　横須賀の市民団体「いらない！原子力空母」の岸牧子さん、「原子力空母母港化の是非を問う住民投票を成功させる会」共同代表の呉東正彦さんが連帯あいさつしました。

　日本共産党の笠木たかし衆院比例南関東ブロック予定候補があいさつに立ち、「明日から配備許さないたたかいをともに広げましょう」と訴えました。

　集会後のデモには、沿道から手を振る女性や、シュプレヒコールにあわせてこぶしを突き上げる青年の姿が見られるなど、注目が集まりました。

　大阪府堺市から参加した女性（６１）は、「火災を起こしても安全といい、原子力潜水艦は放射能漏れまで起こす。危険な空母の配備は絶対に許されません」と語りました。

　主催は、原子力空母配備阻止神奈川県闘争本部、安保破棄中央実行委員会などでつくる同実行委員会です。

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