2008年9月24日(水)「しんぶん赤旗」
若者が向かう先は日本共産党だ
豪紙が紹介
オーストラリア第二の都市メルボルンを中心に発行されている有力紙エイジは二十二日付電子版で、「日本の不幸な非正規労働者たちが、答えを求めて向かう先は、しっかりした左翼だ」との見出しで、劣悪な労働条件に苦しむ若年層を中心に、日本共産党への注目が高まっていることを報じています。
東京発の特派員電で同紙は、自民党総裁選の五人の候補者とも、青年層で支持を失いつつあると指摘。「二十代、三十代の非正規労働者は、政権に愛想を尽かし、かわりに向かっている先が日本共産党だ」と伝えました。
また、フリーターやニート世代を中心とする若い世代が、年齢を重ねていく日本共産党の「中核」を「急激かつ劇的に増強・強化する刺激になっている」とものべ、この間に一万人の新入党者があった事実を報道しました。
日本共産党への注目の高まりの背景として、同紙は「(労働問題に関する)志位和夫委員長の歯に衣着せぬ追及がユー・チューブでヒットし、若者たちの間で注目が急速に高まるのを促した」と指摘。日本共産党員であった小林多喜二の『蟹工船』がベストセラーとなっている状況も紹介し、ここ数年の党勢動向からみて、「日本共産党にとって劇的な変化だ」と伝えました。
エイジ紙は、発刊百五十年以上の歴史を持つ有力紙で、メルボルンがある豪州大陸南東部ヴィクトリア州を中心に読まれています。日刊で二十万八千部の発行部数を持ち、土曜、日曜発行版を含めると発行部数は七十三万七千部に上ります。