2008年9月24日(水)「しんぶん赤旗」
平和団体が座り込み
米原子力空母入港するな
横須賀
二十五日予定の原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀入港・配備に抗議して、神奈川県の平和・民主団体は二十三日、横須賀市の横須賀中央駅前で座り込み行動を始めました。二十五日まで続けます。
二十三日は、午前九時半から午後六時まで座り込み、県原水協、新婦人県本部・十二支部、平和委員会などから約五十人が参加しました。約二千七百枚のチラシを配りました。
県原水協の永沢丈夫事務局長は、原子力軍艦の放射能垂れ流しが「例外」として認められている問題、五十メートル以内は放射能検査をやらない問題を告発。「ジョージ・ワシントンの配備は危険です。入港、配備に反対する世論を広めましょう」と訴えました。
参加した県原爆被災者の会横須賀支部の楠本光雄事務局長(72)は「原子力空母は来る前に火災事故を起こすなど危険性が大きい。それだけに黙っていられない。核兵器もない、戦争もない、平和な世界をつくるためにがんばります」と話しました。
日本共産党の、はたの君枝、笠木たかし両衆院南関東比例予定候補、いとう正子衆院神奈川11区予定候補も参加しました。
いのちと安全に危険性を及ぼす
全商連が抗議談話
米原子力空母ジョージ・ワシントンの横須賀基地配備が二十五日強行されようとしていることにたいし、全国商工団体連合会(全商連)は二十二日、岡崎民人事務局長の抗議談話を発表しました。
原子力空母の配備は「日本国憲法をふみにじり、日本をアメリカの先制攻撃戦略に基づく侵略と干渉の出撃拠点としていっそう強化するもの」と指摘。「三千万人以上が居住する首都圏に動く原子力発電所を設置することに等しく、住民のいのちと安全に重大な危険性を及ぼす恐れのあるもの」とのべ、原子力空母の配備の撤回を強く求めています。
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