2008年9月23日(火)「しんぶん赤旗」
麻生氏資産 4億円超
四億四百六十三万円―。自民党の麻生太郎新総裁が、二〇〇五年十二月八日に衆院議長に提出した「資産等報告書」による資産の総額です。これは、不動産が固定資産税の標準課税額だったり、株式が額面価額など、実態をあらわすものではありませんが、それにしても、庶民感覚とは、かけ離れています。
このうち、土地は、地元福岡県飯塚市や同津屋崎町、東京都渋谷区、長野県軽井沢町に計四十三筆、四万平方メートル以上。渋谷区神山町のニュージーランド大使館に隣接する高級住宅街の一角には、床面積七百平方メートル超の邸宅、軽井沢には、同五百平方メートル近い別荘があります。
当座預金と普通預金を除く預金は二千五百万円。郵便貯金が百万円。借入金が二千万円ある一方、みずからの政治団体への貸付金が二億百万円も。
麻生氏は、福岡県内で生コンクリート製造から病院、教育・人材派遣、ガソリンスタンドからゴルフ場まで六十四社を率いる麻生グループの“総帥”。中核企業の「麻生」はじめ、九州電力、鹿島建設、西日本鉄道、ブリヂストンなど十銘柄、計約二十九万株を所有しています。
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