2008年9月23日(火)「しんぶん赤旗」

汚染米

流通経路の解明を

愛知県・東海農政局に せこ・八田氏ら要請


 日本共産党愛知県委員会は二十二日、農水省東海農政局の岩元明久局長と愛知県の神田真秋知事に対し、汚染米問題で流通経路の解明と食の安全確保などに全力をあげるよう申し入れました。

 衆院東海比例予定候補のせこゆき子(愛知4区重複)、八田ひろ子(同12区重複)の両氏と、林信敏県副委員長らが名古屋市中区の東海農政局を訪問。県への申し入れには愛知選挙区の木村えみ(1区)、さいとう愛子(2区)、もとむら伸子(3区)の各予定候補も参加しました。

 東海農政局では釘田博文次長が応対。せこ氏は「汚染された米を市場に出すこと自体が重大」と批判し、徹底解明と国民の安全確保のための規制強化、ミニマムアクセス米の輸入中止と食料自給率の抜本的引き上げを求めました。

 釘田次長は「事態は深刻で責任の重大さを痛感している」と謝罪し、全容解明と情報開示の努力を説明しました。八田氏は「米輸入は義務ではない。再発防止は元からやるべきで、事故米が見つかれば廃棄すべき。私たちも国にしっかり働きかける」と述べました。

 県に対しては、学校給食や県の銘菓にも汚染米が使われ、“子どもに何を食べさせればよいのかわからない”の不安が広がっていると指摘。「チェック体制では県の責任も大きい。知事が先頭で地産地消を促進し、自給率向上に力を入れるべき」と求めました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp