2008年9月19日(金)「しんぶん赤旗」
三笠フーズ 自民に献金
グループ2社が支部へ
輸入汚染米を不正転売していた三笠フーズ(大阪市北区)のグループ二社が、二〇〇三年から〇六年の四年間に、自民党の坪井一宇(かずたか)元参院議員の関係支部に計八十八万円の献金をしていたことが十八日、わかりました。
政治資金収支報告書によると、献金していたのは、三笠フーズの冬木三男社長(73)が社長を兼務する米穀卸会社「辰之巳」と小売会社「辰之巳米穀」。「自民党大阪市鶴見区第三支部」に、両社とも〇三年は各八万円、〇四年―〇六年は各十二万円を献金していました。
同支部の代表は、坪井元議員の第一公設秘書だった親族です。坪井氏は、大阪選挙区選出で、自民党参院議員を二期(約八年)務め、通商産業政務次官、国土政務次官などを歴任しました。
三笠フーズの財務担当者は同日、「会費のような形で二社が月一万円ずつ、おつきあいしていたように思う」と献金の事実を認めました。