2008年9月19日(金)「しんぶん赤旗」
「後期医療」中止求める陳情
自公と民主が反対
都議会委
東京都議会厚生委員会は十六日、後期高齢者医療制度の中止・撤回を求める陳情を、自民・公明両党に加え、国会で廃止法案を提出している民主党も反対して不採択にしました。日本共産党、生活者ネットは陳情の採択を求めました。
陳情は東京社会保障推進協議会(竹崎三立会長)が五月に提出したもので、同制度の中止・撤回のほか、七十―七十四歳の窓口負担引き上げをやめ、保険料引き下げのための財政支援を求めています。
同委員会で日本共産党の吉田信夫都議は、「都民や関係者の廃止を求める声の高まりと広がりを率直に受け止めることが求められている。苦情、怒りがかつてなく広がったのは七十五歳で差別されることがある。当然の思いだ」と述べました。
自民、民主、公明、ネットは発言しませんでした。
民主党が採択に反対したのに対し、自民党委員から「民主党は(不採択で)いいの?」という声があがりました。