2008年9月14日(日)「しんぶん赤旗」
石油連盟 自民に8000万円献金
価格高騰で生活逼迫の中
ガソリンや灯油価格の高騰で国民生活が逼迫(ひっぱく)しているなか、石油大手元売りでつくる石油連盟(東京都千代田区)が、自民党の政治資金団体「国民政治協会」に二〇〇七年の一年間で八千万円もの献金をしていることが分かりました。
これは日本自動車販売協会連合会の八千四十万円に次ぐもので、日本鉄鋼連盟の八千万円とともに、こうした製造販売の業界団体のなかでは飛びぬけた額となっています。
一方、レギュラーガソリンの一般小売価格は百七十四・五円、軽油は百五十九・一円(九月八日)で高止まり。家庭用灯油は店頭価格十八リットルで二千三百二十三円と昨年一月の千四百八十三円と比べても異常な高騰を続け、国民生活を直撃しています。
自分たちの利益はしっかり確保しておきながら、八千万円もの献金をするなら、少しでも国民に還元すべきです。