2008年9月14日(日)「しんぶん赤旗」
グルジア避難民 19万人超
国連報告
【ワシントン=西村央】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は十二日、ロシアとグルジアの武力衝突による避難民の数が十九万二千人に上っているとの報告を発表しました。UNHCRは先に十五万八千人と発表していました。
避難民の内訳は、南オセチア以外のグルジア国内が十二万七千人、南オセチア内が三万人、ロシア領の北オセチアに流れ込んだ人が三万五千人となっています。
UNHCR当局者によると、グルジア国内の避難民のうち、六万八千人はすでに自宅に戻り、冬が来る前にさらに五千人が戻る予定となっています。
残る五万四千人のうち、二万三千人は来年中に戻れる見込みですが、今冬を過ごす避難所が必要です。それ以外の三万一千人は自宅に戻る見通しがついていないとしています。